モデル、女優の菊池亜希子さん。傍らに「Dashi-Cha」のある、オンタイムの過ごし方

高校時代にモデルのキャリアをスタートし、ジャンルを問わずさまざまな雑誌で活躍を続ける菊池亜希子さん。2007年には女優デビューも果たし、以来、その演技力と存在感で幅広い層から支持を集めています。私生活では、2015年に結婚。5歳と3歳、二児の母としての顔ももちます。

 

表現の現場で集中力を高めるオンタイム、そして自分自身に戻るオフタイム。それぞれの時間において、「Dashi-Cha」は一体どんな存在なのでしょうか。じっくりお話を伺いました。

コンプレックスだった高身長

「昔から、背が高いことがコンプレックスでした。でも、高校の友達が『それだけ身長があれば、モデルとかできるんじゃない?』と言ってくれて」
モデル事務所に応募したところ、見事合格。地元・岐阜と東京を行ったり来たりしながらのモデル活動がスタートしました。
「自分が雑誌でよく見ていたモデルさんも所属している事務所だったので、上京したときには『わぁ~本物だ』なんて思って、その人たちを見ていました(笑)」


しかし一度カメラの前に立てば、自分もプロ。最初のうちの撮影では、ベテランのモデルさんたちに混ざって悔しい想いをすることも多かったといいます。
「当時のカメラは、デジタルではなくフィルム。撮れる枚数に限りがあります。先輩たちは撮影した枚数分だけ使えるポージングがとれるのに、自分は全然。だいぶダメ出しもされましたね」


それでも努力の甲斐あって、徐々に仕事は軌道に乗り始めます。
「初めて1カ月コーディネートのページを任せてもらったときは、『やっとここまできた』って、すごくうれしかったのを覚えています」


リラックスした表情でロケバスを降り、本番がスタート

「常に現場のスタッフに支えられています」と菊池さん

フロントと裏方、両方おもしろい

被写体として洋服をより良く見せることはもちろん、雑誌づくりの裏側がのぞけることも楽しかったと、菊池さんは振り返ります。
「そのうち徐々に、制作に私の意見を取り入れてもらえる機会が増えていきました。私服が独特だから誌面に取り入れてみようって編集者の方が言ってくださったり、写真のセレクトやレイアウトも一緒に考えたりして。こどものころからものづくりが好きだったので、その感覚が自然と仕事広げてくれたようにも思います」


そんな菊池さんが仕事に取り組むうえでのモットーは、目の前のことに正直に向き合い、流れ作業にしないことだと話します。
「大事なのは、何よりも現場でのコミュニケーションです。仕事に向き合うことは、イコール自分や相手とまっすぐ向き合うこと。そのときに感じていることを、それっぽい言葉ではなくきちんと掘り下げて、自分の言葉で伝えることを心がけています」



カメラマンのリクエストに応えながらポージング

その現場で自分に求められていることが何かを考え抜く

「Dashi-Cha」で、“自分だけの茶室”

「仕事の現場には常にたくさんの人がいますが、そういうシーンでは、一瞬でも“自分に戻る時間”を設けることがすごく大切なんです」
これまでは自分で入れたお茶をポットに入れて現場に持っていくことが多かったそうですが、これを「Dashi-Cha」で試してみたところ、新たな発見があったと話します。
「少量を口に含んだだけで、きゅっと自分の世界に入れるんです。だしの旨みのせいなのかもしれません。さらっとしているのに、体の中に確実に浸透していくというか。せわしない撮影の合間にも、『自分だけの茶室にいる』、そんな感覚になれました」



撮影現場で「Dashi-Cha」をひと口。自分に戻る時間

旨みの濃さに驚いたという「トマト」は、菊池さんのお気に入りのひとつ

朝が早い仕事の日にもぴったり

出発前のおうち時間でも「Dashi-Cha」は頼もしい存在だと菊池さんは続けます。
「ファッション撮影の日は、朝早いことが多いんです。まだ子どもも起きていない時間帯に、自分ひとり分の朝食を用意するのはなかなか難しくて。そんなときに、Dashi-Chaはぴったりだと思います。淹れて、飲んで、その数分があることによって、落ち着いた気持ちで家を出ることができます」


コーヒーやお茶も好きで、日常的に飲むことも多いという菊池さんですが、常に自分の体調と相談しながらとり入れるものを決めているそう。
「元気な時はいいのですが、体調がよくないときは胃にきてしまうことも。Dashi-Chaはコンディションを問わずに静かに気持ちを落ち着かせてくれるので、私のオンタイムを支える貴重な存在です」



▼プロフィール

きくち・あきこ

1982年生まれ。岐阜県出身。モデルとしてファッション誌を中心に活動しながら、2010年に映画『森崎書店の日々』で初主演を果たす。2012年発刊の雑誌『菊池亜希子ムック マッシュ』(小学館)では編集長を務めるなど、制作活動にも精力的。主な著書に『へそまがり』(宝島社)、『好きよ、喫茶店』(マガジンハウス)など。interfm「スープのじかん。」(毎週土曜日9:30~10:00)に出演中。Instagram@ kikuchiakiko_official

▼クレジット

衣装協力
・ラッフルドレス: Uhr
・シャツ、パンツ: Pheeta
・ローファー: G.H.BASS


撮影協力:世田谷美術館