料理人・長谷川在佑さんが心安らぐ大切な釣りの時間。「Dashi-Cha」を囲み、仲間との会話も弾む。

日本を代表する料理人・長谷川在佑。自身の店である外苑前「傳」は、ミシュラン二つ星、世界的なレストランランキングでも日本最上位に君臨。まさに世界に向けて日本食を発信するトップクリエイターの一人です。

そんな長谷川さんの途切れることなく仕事について考え続けるオンタイム、仲間と釣りに出かけのんびりとリラックスするオフタイム。それぞれの時間、胸にはどのような想いが浮かぶのでしょう? そしてそこに寄り添う「Dashi-Cha」の存在に迫ります。 

釣りはあくまでもオフタイム。それでも想いは仕事に向かう。

外苑前の名店「傳」は、予約でいっぱいのレストラン。

料理長である長谷川在佑さんの仕事は、連日深夜まで続きます。

それでも休みの日、あるいは営業前の朝、長谷川さんは釣りに出かけます。

 

「釣りに行くことで疲れることはありません。むしろ行かないと疲れちゃう」

 

そう長谷川さんは笑います。

日々、料理のこと、お客様のことばかりを考えている長谷川さんにとって、釣りは日常を離れる時間なのでしょうか?

 

実はそればかりではありません。

長谷川さんは言います。

「変な言い方ですが、魚とお客様って似ているところがあるんです。バス釣りはラッキーで釣れることはまずありません。気温や季節や天気を見て、今日はバスがどのへんにいて、何を食べたいかを予想する。そしてその場所に的確なルアーを投げる。相手が求めるものを予測して、自身の技術でそこに合わせる。レストランのお客様と共通点がある気がしませんか?」

 

つまり長谷川さんにとって、釣りはリラックスする時間であるのと同時に、まだ見ぬお客様の心を読み、的確に応えるための練習でもあるのです。

釣りはあくまでオフの時間。それでも長谷川さんの頭にはやはり、お店のことが浮かんでいました。

 

この日も忙しい日々の隙間に釣りにやってきた長谷川さん
釣りは魚との知恵比べ。「釣りを通して学ぶことは多い」と長谷川さん 
自然に囲まれ心穏やかに釣りをすることで、新たな閃きも生まれるという。

「Dashi-Cha」を通して共有する仲間との時間と想い

ある冬の日。

まだ夜明け前の千葉県のとある河川敷に、カヌーを準備する長谷川さんの姿がありました。今日は気の合う釣り仲間たちとともにバス釣りです。

 

カヌーの出航準備を整え、ロッドとルアーを揃えたら、仲間とともに作戦会議。

 

「夜明け前は冷えていたけど、日が上がって気温が上がってきた。このまま水温が上がるなら狙う場所は……」

 

真剣な会話ですが、長谷川さんと仲間たちの顔はにこやか。

 

「軸は仕事にありますが、やっぱり愉しいからリラックスはできます。そうしてふっと抜けた状態だからこその閃きがあったりもするんですよ」

 

皆で囲むテーブルの上に並ぶのは、長谷川さん自身が監修を務めた「Dashi-Cha

 

「体を温めるというのはもちろん、Dashi-Chaの香りが気持ちまで温める気がします。場をほぐしてなごやかな会話を生み出してくれる」

 

そう言ってお気に入りのマグカップを傾ける長谷川さん。想いを共有し、気心知れた仲間たちとの距離をいっそう近づける。そんな素敵な効能を、「Dashi-Chaに見出したようでした。

 

「幼い頃から続けている釣りは、本当の自分を取り戻し、ふっと気持ちを落ち着かせる時間。Dashi-Chaも僕にとって同じような効果を感じています。だから釣りのときに愉しむDashi-Chaは、いっそう染みるのでしょうね」

 

それからチェアに座り再びDashi-Chaを味わうと、しみじみと続けます。

 

「Dashi-Chaのクリアなおいしさは、こういう自然の中でこそいっそう引き立ちますね。本当においしいし、リラックスできます。ぜひ自然の中でこそ、味わってもらいたいですね」

 

出航前のリラックスタイム。自身が監修した「Dashi-Cha」を仲間たちに振る舞う長谷川さん。 
穏やかなおいしさの「Dashi-Cha」は、自然の中でこそ本領を発揮する。
仲間たちにも人気だった「Dashi-Chaとまとは甘みと酸味のバランスが良く、釣りの合間にもぴったり。

 

プロフィール

高校卒業後、『神楽坂 うを徳』に住み込み、18歳から修業を積み始める。他にも様々な料理店で経験を積み、2008年29歳で独立。東京・神保町に『傳』を開店。その後、外苑前に移転し、ミシュラン二つ星を獲得。2021年、『世界50ベストレストラン』にて、日本勢TOPとなる11位にランクイン。2022年には『アジア50ベストレストラン』にて1位に輝く。 豊富な食材、四季、日本独特の文化といった日本の良さを大切にしつつ、今までの日本料理の枠にとらわれない新しいかたちの日本料理を提供している。